今回は【瓜を破る】43〜49話(7巻)のネタバレ・感想をご紹介していきます。
心も体も繋がることができた、まい子と鍵谷。
2人の仲が、ますます深まっていく7巻です。
さらに、2人の恋愛と同時進行で、まい子の後輩・蓮の恋愛観も明らかになっていきます。
外見至上主義の蓮は、果たして良い恋愛ができるのでしょうか?
ネタバレを読んだあとはぜひ、コミックスも読んでみてくださいね!
瓜を破る
筆者 :板倉梓
出版社 :芳文社
雑誌 :週刊漫画TIMES
ジャンル:女性マンガ
前回のあらすじ
晴れてつき合うことになった、まい子と鍵谷。
初めての夜を終え、お昼過ぎに2人は目覚めます。
外へ出かけようと鍵谷が提案すると、急に大雨が降ってきました。
窓の外を見るまい子。
自身の服を着てダボダボな姿のまい子を見て、ムラッときた鍵谷はそのままキスをして………。
●香坂 まい子
………32歳の会社員で広報部所属。優しくてかわいい。鍵谷とつき合うまで処女で、恋愛に悩んでいた。
●鍵谷 千里
………29歳のコピーメンテナンス員。女性経験なし。まい子と付き合い始めてから、いろいろと努力する。
●小平 蓮
………まい子と同じ会社の派遣社員。外見至上主義でイケメン好き。自虐ネタを言ったり、他人を勝手に評価するクセがある。
●ケイタ
………連とマッチングアプリで知り合い、たまに連絡をとる仲。蓮と趣味が合う。太っていてブサメン。
それでは【瓜を破る】43〜49話(7巻)のネタバレ・感想をご紹介していきます。
【瓜を破る】43〜49話(7巻)のネタバレ
43話
自身の服を着てダボダボになっている姿を見て、ムラッときた鍵谷。
思わず、まい子をベッドに押し倒してしまいます。
まい子も鍵谷と同じ気持ちで、
今日はどこにも行かないで2人でいたい。
と思います。
すると、家のピンポンが鳴り、2人はハッと我に帰りました。
昨日もしたのに今日もがっつくのダメだろ。
そう思った鍵谷は、今日は健全に過ごそうとします。
昨夜のこともあり、まい子に無理をさせないよう気遣う鍵谷。
そんな彼を見て察したのか、まい子も外に出ることを承諾しました。
浮かない顔をしながらも、出かける準備をした2人。
しかし、まい子は鍵谷の服のすそを掴み、
やっぱり今日はここにいたい。
と恥ずかしがりながら言います。
それを聞いた鍵谷は嬉しくなり、まい子をベッドの方へ連れていき………。
44話
昔から人一倍、容姿に対して敏感な蓮。
彼女は外見至上主義であり、人の見た目を評価するクセがあります。
同じ会社のまい子のことも、
部類としてはキレイめ。ファッションもコンサバで品がいい。
と評し、
そこそこイケメンで高スペックの彼氏がいそう。
と勝手に想像しました。
そんな彼女が悩んでいることが恋愛。
蓮は、マッチングアプリで知り合った男性と関係が続いたことがありません。
唯一連絡してくるのは、ブサメンと評しているケイタのみ。
しかし、最近は会社のコピー機のメンテナンスでくる、鍵谷のことが気になっています。
あれクラスなら私でも釣り合うよな。
そう思った蓮は、駅で見かけた鍵谷に話しかけようとして………。
45話
マッチングアプリで知り合ったケイタ。
彼から久しぶりに連絡がきて、一緒に飲むことに。
ケイタは近いからという理由で、すぐに蓮の元へきてくれました。
そんな彼を見て、
もしかしてわたしのことが好きなのか?
と少し期待。
2人には『音楽が好き』という共通の趣味があり、お酒が盛り上がります。
飲んだあとはレコードショップへ行き、CDを買いました。
その後、終電までまだ時間があるため、もう一軒行こうと提案する蓮。
すると、ケイタは、
うちくる?家ならさっき買ったCD聴けるし。
と言いました。
下心があると思った蓮ですが、
まあそうゆう流れになったら断ればいいか。
と思い、軽い気持ちで家までついて行ってしまい………。
46話
まい子のいる会社で行われる予定のビッグプロジェクト。
最初は大林がリーダーでやるはずだったのですが、転職するため、沢が引き継ぐことに。
彼の転職先は、業界最大手。
周りからうらやましがられる彼をよそに、
進行中の仕事を押し付けて、高給の会社に移る大林くんにイライラしないの?
と沢は、彼を妬みます。
沢にとっては、自分がリーダーをやりたかったプロジェクト。
それは大手に転職した大林にとって、途中で放り出していいものだった。
そう思った彼女は、少しやる気をなくしてしまいます。
しかし、仕事はきちんとこなす沢。
同じプロジェクトに携わる、広報部の原とまい子に、
お盆休みも仕事になるかも。2人ともやっぱ予定あるよね?
と聞きました。
お盆休みは鍵谷と会う約束をしていたまい子。
彼氏ができたことをまだ職場の誰にも言っていません。
言えない………。32歳なのに、彼氏ができたから休ませてくださいとか。
と思いました。
結局、まい子はお盆休みも返上して仕事をすることになってしまい………。
47話
まい子に会えるのは3週間ぶり。
2人でラーメンを食べたあと、鍵谷はまい子の家に行きます。
会いたかったです。
と言い、久しぶりに抱きしめ合いました。
鍵谷は少しムラッときましたが、先に買ってきたドーナツを食べることにします。
ドーナツの写真を撮り忘れたことを後悔するまい子。
鍵谷はそれを聞いて、
こんなに会えないなら、香坂さんの写真をこの前撮っておけばよかった。
と言いました。
そこで、まい子は自撮りすることを提案し、パシャパシャと撮り始めました。
顔が近づき、引き寄せられるようにキスをした2人。
我慢できなくなった鍵谷は、まい子の体を触ります。
すると、まい子はパシっと手を掴み、少しイヤそうな表情をしました。
それを見た鍵谷は、
久しぶりに会ったのに2人きりになった瞬間、がっついて……。イヤだったよな。
と不安に思ってしまい………。
48話
休日で買い物に出かけた蓮。
せっかく渋谷きたんだし、この辺にいる男見てみるか。
と思い、マッチングアプリを開きます。
すると、なんと蓮好みのイケメンとマッチ。
トウヤという男性からメールがきて、会うことになりました。
顔いい!!写真まんまじゃん。
トウヤの顔がかっこよくて驚く蓮。
かわいい・似合うなどと、自分を褒めてくれるトウヤに、蓮はベタ惚れです。
そしてそのあと、カラオケに行くことになりました。
トウヤと街を歩いていると、周りの視線が集まります。
みんな見てる。気分いい。
と優越感に浸る蓮。
カラオケにつき、トウヤは歌い始めます。
歌は下手だけど、顔がイケメンだからいいか。
と思いながら彼を見つめました。
すると、トウヤは蓮にキスをしてきて………。
49話
まい子と会える金曜日。
待ち合わせまでプラプラしていると、かわいい色の鍋を見つけました。
肌寒くなってきたし、今日鍋するのもいいかも。
そう思った鍵谷は、鍋を買ってまい子を待ちます。
すると、まい子からメールが。
『今日は仕事が忙しいからキャンセルさせてほしい。』という文でした。
それを見て落ち込む鍵谷。
仕事で大プロジェクトのメンバーに入っているまい子は、残業も多くなり、忙しくなってきたころ。
対して鍵谷は、
オレは忙しくない。オレってほんとに何もないな。
と周りの人たちを見て思いました。
時間が空いた彼は、気晴らしにとゲーセンに寄ろうとします。
今までさんざん通っていたゲーセン。
しかし、そこへは寄らず、ある場所へと向かい………。
【瓜を破る】43〜49話(7巻)の感想
●外見至上主義
蓮は異常なくらい外見にうるさいです。
まい子に対しても、「人目をひく美人ではないけど、キレイ。」「ファッションもコンサバで品がいい。」など、とにかく人のことを見た目で評価するクセがあります。
けっこうキツイ性格だと思いますが、
女性であれば共感できるところも多いのでは?
と感じました。
男性は見た目にあまり執着しませんが、女性は見た目をすごく気にしますよね。
心の奥底では、他人の見た目に対してどうこう思ってしまうのではないでしょうか。
自分自身も気にするあまり、他人も評価しがちになってしまう。
こんな女性特有の性格をうまく表現しているな〜と思いました。
●蓮の恋愛
マッチングアプリをよく利用している蓮。
彼女は異性とうまくいかないことを「ブスだから。」と顔のせいにしています。
しかし、
これは彼女の性格が原因じゃ………。
と思いました。
蓮は、前話からちょくちょく自虐ネタをつっこんできますが………。
自分のことを悪く言ったり、ネガティブなことを常に言ってくる女性を好きになるはずないですもんね。
まあ男性の前では自虐ネタはあまり言わないのかもしれませんけども。
そういった性格をもつ彼女は、ブサイクな男性のことは見下し、イケメンばかりを求めます。
鍵谷のことを「あれクラスなら私でも釣り合う。」とか思いながら、心の奥底では「イケメンと付き合いてぇ〜。」と思ってるんですよね笑
この気持ちも女性なら少し共感できるのではないでしょうか。
しかし、自分のダメなところに気づかず、顔面スペックばかりを求めている彼女が、良い恋愛をできるとは思えません。
そんな彼女を唯一慕ってくれるケイタ。
2人が今後どんな関係になっていくのか気になりますね。
●沢の性格
わざと人を刺激するような言い方をしたり、自分イラついてますよアピールをするのが得意な沢。
彼女は美園とはまた違ったタイプで、キツめの性格の女性です。
仕事ができるがゆえに形成された性格なのかな〜。
とか思います。
マーケ部の女性ってしごできで、結構キツい性格の女性が多いイメージがあります……個人的に。
そんな彼女も仕事以外で甘えられる存在がいれば、少し柔らかくなるんじゃないかと思いました。
仕事が大好きで恋人の存在はいらない気持ちもわかりますが、仕事だけじゃそればっかりに追い詰められてしまいますし。
美園のように、周りの人たちの支えで変わっていけたらいいですね。
彼女の成長過程もこれから描かれていくでしょうし、要注目キャラです。
●鍵谷の変化
44話で駅で鍵谷の姿を見かけた蓮。
「私服けっこういいじゃん。」と思います。
ファッションにこだわりのある蓮が褒めるということは、本当にいい感じの服だったんでしょうね。
今まで服なんて興味のなかった彼が、服に気づかい始めたということがわかるシーンでした。
好きな人のために自分磨きをする男性はかっこいいですよね。
きっとこれからもっともっと彼はかっこよくなっていくこと間違いなしです。
また、今まであまり笑うことも話すこともなかった鍵谷。
しかし、まい子と出会って付き合うようになってから、表情がとても豊かになりました。
47話で「会いたかったです。」と言ったり、自撮りをしたときに「かわいい。」と言ったり。
最初は、
恋愛してもツンツンした性格なのかな?
と思っていましたが、けっこう愛情表現するんですよね、彼。
こんなにデレデレな鍵谷が見れるなんて予想していなかったし、彼氏自身も ”自分で恋愛すると、こんなになるんだ。”ってビックリしてるかもしれないですね。
また、スキンシップもけっこうとります。
そこでムラッときてるシーンが多々ありますが………。
蓮が「こうゆうのに限って性欲強かったりするんだよね。」と想像したとおり、彼は性欲強めでしょう。
恐るべし蓮の観察力。
●虚無感
49話で、プロジェクトの準備があり、仕事が忙しくなってきたまい子。
そんなまい子を見て鍵谷は、「自分は忙しくない。何もない。」と虚無感に包まれます。
誰もが経験したことあるかもですが、恋人とか周りの人が仕事で充実感出していると、少し病むんですよね。
自分にはなんも価値ないな………。
みたいな。
だからこのときの彼の心情は、めちゃめちゃ共感しました。
資格や免許などなにももっていない鍵谷。
以前の彼なら「それでもいいか。」と思い、ゲーセンに向かいそうですが、まい子の存在によって、何かを始めようと思い立ちます。
きっと、「香坂さんと釣り合うような男になろう。」とか「香坂さんもがんばっているし、オレもがんばろう。」って思ったんですよね。
彼にとってまい子は、自分を成長させてくれる存在になっているはずです。
恋人の存在って大きいんだな〜と改めて感じました。
【瓜を破る】43〜49話(7巻)のネタバレ・感想まとめ
いかがでしたでしょうか?
前半は、まい子と鍵谷のラブシーンがまだ続き、後半は蓮がメインをなりました。
イケメン好きで、他人を見下す性格の蓮……彼女は理想の恋愛をすることはできるのでしょうか?
ネタバレを読んだあとはぜひ、コミックスも読んでみてくださいね!
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それではまた。
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