今回は【私がひとりで生きてくなんて】全話ネタバレ・感想をご紹介していきます。
旦那に突然、離婚を切り出されてしまった、子なし・職歴なしの専業主婦・愛菜。
もう一度、自分の人生の主人公に戻るため、離婚を受け入れ、ひとりで生きていく───。
大人気マンガ「あなたがしてくれなくても」の筆者・ハルノ晴先生が描く、ヒューマンドラマです。
ネタバレを読んだあとはぜひ、コミックスも読んでみてくださいね!
私がひとりで生きてくなんて
筆者 :ハルノ晴
出版社 :講談社
雑誌 :コミックDAYS
ジャンル:女性マンガ
登場人物
●高田 愛菜
…………子なし・職歴なしの専業主婦。26歳。
●高田 宏之
…………愛菜の夫。
●岸本
…………税理士事務所の所長。
●鎌田
…………岸本の税理士事務所で働くパート。
それでは【私がひとりで生きてくなんて】全話ネタバレ・感想をご紹介していきます。
【私がひとりで生きてくなんて】全話ネタバレ
1話
就職に失敗し、社会から必要ないと言われた気がした愛菜。
そんなとき、自分を必要としてくれる人・宏之が現れ、そのまま結婚し、専業主婦の道へ。
彼女は”家”という小さな世界に満足していたのでした。
この小さな世界の平凡な幸せが続きますように。
そう思っていた愛菜に突然、
離婚したいんだけど。
と夫・宏之から衝撃のことばが。
理由は、自身の身なりや料理に対して手抜きをしてきたからです。
急に言われて頭が追いつかない愛菜に、
だんだんニートを養っているような気になった。
ととどめの一言を刺したのでした。
思わず家を出た愛菜。
行くあてもなく歩いていると、弁護士事務所を見つけます。
相談したら何か変わるかな?
一縷の望みをかけ、その事務所に入って………。
2話
夫に見直してもらうため、やれることはやろうする愛菜。
働こうと思い、未経験OKで日中できるバイトに応募します。
面接日にあっさり採用が決まり、
人生初のお仕事がんばろう!
と意気込みました。
そして、バイト初日。
スーパーで年下の女性から仕事を教わります。
急いでやってできるところを見せるんだ!
と思い、作業をすると、さっそく失敗してしまいました。
しょっぱなからやらかしたと落ち込む愛菜。
陰で「使えない。」と言われているのを聞いて、またショックを受けるのでした。
仕事が終わり、6時間労働の辛さを痛感しながら帰ろうとします。
すると、店長から声をかけられました。
彼の気遣いに嬉しくなった愛菜は、夕飯を一緒に食べることに。
しかし、食事中にくっついてきたり、体を触ってきたりとセクハラをしてきて………。
3話
岸本と会ったあと、家に帰った愛菜。
今日から満喫に泊まるから。
と宏之は言い、出ていってしまいました。
怪しいと思った愛菜は、夫の跡をつけます。
向かったのはある居酒屋。
その中には、浮気相手の女性もいました。
さらに、飲んだあとは満喫ではなく、彼女の家に入っていったのでした。
翌日、デリバリーの仕事をしていると、ちょうど昨夜の居酒屋にあたります。
そこの店主に2人の写真を見せると、
この2人ね。最近よく来るけど夫婦だって言ってたよ。
と言いました。
そのことばにショックを受ける愛菜。
思いきって、浮気相手の女性と会うことにし………。
4話
もう一度考えなおさない?
手のひらを返すように言う宏之。
そんな夫に、愛菜はこの間撮ったキスの写真を見せます。
その写真を見て、宏之はとっさに言い訳をしてきました。
呆れた愛菜は、
1人で生きていくにはお金が必要だから。
と言い、バイトへ向かったのでした。
配達先はまたも岸本の事務所。
先生がデリバリー増えたのは、高田さんのためだと思う。
と鎌田に言われ、少し驚きます。
さらに岸本からチップまでもらい、彼の優しさに嬉しくなりました。
仕事が終わり、家に帰ってきた愛菜。
しかし、家には家具・さらに愛菜の服や化粧品までもなくなっていて………。
5話
愛菜のことを優しく抱きしめる岸本。
思わずドキドキしていると、
今からクライアントさんとの食事会でした。
と言われ、何事もなかったかのように帰されてしまいます。
そんな彼の態度に、もんもんとする愛菜でした。
就活に挑戦したい。
そう思った愛菜は翌日、何社か面接を受けます。
しかし、どこも微妙な反応。
数日後、面接を受けた会社から不採用のメールが届き、愛菜は落ち込んでしまい………。
6話
わたしを雇ってください!
と言い、岸本を引き止める愛菜。
しかし、岸本に、
結構です。
と断られます。
それでもチャンスがほしい愛菜は、引き下がろうとしません。
そんな彼女を見てため息をつき、3ヶ月で簿記合格を条件に雇うことにしたのでした。
次の日。
無事に初出勤を終え、愛菜は退社しました。
愛菜が帰ったあと、鎌田はあることに気づきます。
それは、今日が彼女の誕生日だということ。
鎌田は岸本に、
先生、ケーキ持ってってあげてくださいよ。
と提案します。
なんでわたしがそんなこと………。
とウダウダ言いますが、離婚したての誕生日は女性にとって心細いこと。
結局、岸本は愛菜の家に行くことになり………。
7話
いつもの起床時間、いつもの朝、いつもの道。
毎日同じことの繰り返しだった岸本。
しかし、彼の生活で1つだけ変わったことがあります。
それは愛菜という存在。
顧客が増えたから出来る人がほしかったのに………。
どうして彼女を雇ってしまったのか、疑問に思うのでした。
そんなことを考えながら、いつものように仕事をしていた岸本。
鎌田とたわいもない話をしてると、男性が1人入ってきました。
お客さんだと思い、鎌田は男性を迎えます。
すると、
突然の訪問失礼します。わたし、高田宏之と申します。
と、まさかの宏之がやってきて………。
8話
いつも通りに出勤した愛菜。
なんだか岸本に、そっけない態度をとられてしまいます。
わたし、何かやらかしたかな………。
と、愛菜は不安に思いました。
しかし、試験が直近に迫っていた彼女は、必死に勉強に取り組みます。
そして試験当日。
朝からボーッとしたようすの愛菜。
連日ムリをしたせいで、風邪を引いたのです。
結局、試験を受けずに帰ってきてしまいました。
愛菜からのメールを見た岸本は、
ちょっと出てきます。
と言い、愛菜の家へ。
心優しい岸本は、スポーツドリンクなどを買ってきてくれました。
愛菜は正直に、
ごめんなさい。試験落ちました。
と岸本に言い………。
9話
貯金もなく、食べるものもなくなってしまった愛菜。
日払いで高時給の仕事を探します。
出てきたのは、夜の仕事の求人。
愛菜は、とりあえず面接を受けてみることにしました。
面接に行くと、まさかの採用となり、体験入店をすることに。
席につくと、待っていたのはなんと岸本でした。
愛菜が入ったスナックは、岸本の顧問先だったのです。
酒が強い愛菜とは反対に、下戸の岸本。
少し話をして、すぐに帰っていきます。
せっかく会えたのに。
と愛菜は残念がったのでした。
仕事終わり。
スナックの女性たちと、ご飯を食べに行くことになりました。
先パイたちといろんなことを話し、専業主婦のありがたみを改めて感じます。
社会に出て得るものもたくさんあるけど、専業でしかわからないこともあったんだな。
としみじみ思う愛菜。
みんなと別れ、1人で歩いていると、宏之が声をかけてきて………。
10話
接客の姿勢と仕事のやる気により、正式にスナックに採用された愛菜。
1週間で9万円も稼ぐことができ、自分に自信がついてきました。
仕事も生活も順調の中、客としてきた、一条という男性と出会います。
彼は不動産の仕事をしていて、そこそこお金は持っているよう。
初回で愛菜が担当になり、
楽しかったからまたあいなちゃんに会いにくるよ。
と言うほど、愛菜のことを気に入ってくれたのでした。
それからよく愛菜を指名してくるようになった一条。
初めての同伴では、高級なお寿司屋さんに連れて行ってくれました。
……なんだかデートみたい。
久しぶりの男性との食事で浮かれる愛菜。
一条の優しい心遣いに、キュンとするのでした。
食事も終わり、お店に向かおうとする2人。
そんな2人の姿を、岸本は偶然見かけて………。
11話
一条からの指名が増え、同伴するようになった愛菜。
会う回数が多くなっていくごとに、彼に対して好意的な気持ちになっていきます。
そんなある日。
一条から、『もう会いに行けなくなった。』とメールが。
最後に、2人は店外で会うことになりました。
愛菜に会って、感謝の気持ちを伝える一条。
これからも連絡だけ取り合うことにしました。
関係が続けられることに嬉しさを感じる愛菜。
彼と別れたその瞬間、
店外で会うのは禁止のはずでは?
と、岸本が声をかけてきて………。
12話
岸本に言われたことばに、愛菜はムカムカしていました。
口を開けば、嫌味や聞きたくもない正論ばかりを言ってくる岸本。
もう愛菜の中ではイヤな存在になり、一条の方に気持ちは向かっていたのでした。
しかし、岸本の事務所の前を通るたび、気になってしまう愛菜。
………先生、まだ仕事してる。
と思っていると、一条から電話がかかってきて………。
13話
「大阪にいるんじゃなかった、一条さん。」
謎の女性に声をかけられた愛菜と一条。
一条は彼女を見るたび、逃げていったのです。
愛菜は彼女に巻き込まれ、警察署に行く羽目になってしまいました。
翌日。
愛菜が出勤すると、ママに呼び出されます。
ママ曰く、一条は、店の女の子と深い関係になり、投資用ワンルームマンションを買わせていたとのこと。
彼は、詐欺師だったのです。
ママは、
夜の蝶はね、誰かが捕まえたくなるような、でも誰にも捕まらない蝶よ。あなたはなる覚悟はあるの?
と、愛菜に聞いてきました。
わたしが……ですか?
即答できない愛菜。
すると、ママが、
「わたしが」なんて言う蝶に誰が魅了されるの? この世界舐めないで。
と、厳しいことばを投げかけてきて………。
14話
わたしに期待してくれた人に本気で応えたい。
岸本のおかげで、そう思えた愛菜。
また、ママの元で働くことを決意します。
それからというもの、愛菜は自分を磨き、人気ホステスになることができました。
しかし、あれから5ヶ月近く、岸本と会えていません。
彼に会いたくなった愛菜は、仕事終わり、事務所の近くまで行ってみることに。
夜遅くになっても、事務所は明かりがついていました。
おやすみなさい。先生。
そう愛菜が言うと、まるでそれが聞こえたかのように、岸本が窓を開けてきたのです。
とっさに隠れる愛菜。
すると、
岸本先生ーちょっといいですか?
と、見知らぬ女性が事務所にいて………。
15話
岸本に恋人ができたと思い込んだ愛菜。
彼女は、黒瀬という名前でした。
黒瀬はなぜか、愛菜の働く店へやってきます。
愛菜を指名し、彼女を品定めしているようすの黒瀬。
一杯飲んで帰ったあと、黒瀬から、
『突然ですが、お会いして話すことは可能でしょうか?』
とメールがきました。
これってケンカ売られてる………?そっちがその気なら受けて立とうじゃない!!
そう思った愛菜は、翌日、会うことにしたのでした。
黒瀬を待っていると、どういうわけか、岸本が現れます。
どうやら、黒瀬に嵌められたよう。
彼女が映画のチケットを用意してくれていたため、2人で見に行くことになりました。
映画を見たあと、愛菜と岸本は駅まで歩きます。
良い雰囲気になった2人。
すると、岸本は、
また、一緒に行きますか。
と言いました。
……ぜひ!
と愛菜が返答すると、
つまり……私と付き合うということでよろしいでしょうか?
と、恥ずかしそうに言ってきて…………。
【私がひとりで生きてくなんて】感想
前作に続き、ハルノ晴先生の描くヒューマンドラマはおもしろいですね!
26歳と若く、子なし・職歴なしの専業主婦……現代ではめずらしい女性です。
すごく贅沢な人生を送ってきた主人公でした。
今までぬるま湯に浸かってきて、働こうともせず、自分磨きもせず、さらに家事も手を抜いてしまったつけが回ってきたというか。
そりゃ浮気されるよね………。
って正直思いました。
まあ浮気する方が悪いのですが。
状況に甘えて努力をしないと、こういう結果になってしまうのは致し方ないですね。
ですが、離婚して岸本に出会ってからどんどん変わっていきます。
愛菜の成長や変化が見どころなので、強い女性になっていくのが楽しみです。
しかし、浮気した夫も夫です。
「愛菜への愛情がなくなったんだ。」とか言って離婚を切り出したくせに、浮気相手にフラれたら、また愛菜とよりを戻そうとするクズっぷり。
彼にとって妻とは、世間体を気にし、見栄を張るものでしかなかったということでしょうか。
彼とは離婚したあと、スッキリ関係を切れるとは思えません。
ネチネチ復縁を迫ってきそうな感じしますね。
そんな最低な夫とは真逆の岸本。
言いたいことはハッキリと言いますが、どこか優しさを感じる男性です。
ツンデレっぽい性格しているというか笑
デリバリーする頻度を増やしたり、浮気相手の家までついていったり、抱きしめたり………。
愛菜のこと好きなんじゃ………。
とか思っちゃいます。
好きでもなんでもない女性にこんなことしてるってなったら、彼は相当モテますよね。
女性を沼らせてしまいます。
2人は最終的にくっつくのか……気になりますね。
【私がひとりで生きてくなんて】全話ネタバレ・感想まとめ
いかがでしたでしょうか?
これから愛菜はどういう風に自分で生きていくのか、とても気になる作品でした。
離婚を拒否している夫との今後、岸本と愛菜の関係なども合わせて注目していきたいです。
ネタバレを読んだあとはぜひ、コミックスも読んでみてくださいね!
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それではまた。
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