ある日突然、婚約者であったリュシリュール
から婚約破棄を告げられたアニエス。
最後に好きにしてしまおうと、
アニエスはリュシリュールのことを襲い、
初めてを奪ってしまいます。
そのまま隣国へ旅立ったアニエスですが、
なぜか彼によって連れ戻されてしまい………。
ネタバレを読んだあとはぜひ、コミックスも
読んでみてくださいね!
最後に好きにさせていただきます
原作 :碧貴子
作画 :セレン
出版社 :一迅社
雑誌 :ZERO-SUMコミックス
ジャンル:少女マンガ
●アニエス
…ドラフィール家の侯爵令嬢。
リュシリュールと政略的に
婚約していたが、破棄されてしまう。
しかしある日突然、リュシリュールに
連れ戻され、部屋に閉じ込められる。
●リュシリュール
…この国の王太子で通称、『氷の王子』。
アニエスに対しては冷たく、
婚約破棄したあと、
なぜかリーリエと婚約する。
●リーリエ
…反体制派・ウィルスナー家の伯爵令嬢。
アニエスの恋敵であり、
ドラフィール家の政敵の娘。
アニエスに対し、数々の嫌がらせをする。
それでは【どうせ捨てられるのなら、最後に好き
にさせていただきます】全話ネタバレ・感想を
ご紹介していきます。
【どうせ捨てられるのなら、
最後に好きにさせていただきます】
全話ネタバレ・感想
1〜5話
1〜5話は無料配信中!
6〜10話
6話
私に居場所なんてないんだ。
全てに絶望し、窓から飛び降りたアニエス。
死んだと思っていましたが、
目覚めると父が目の前にいました。
父はアニエスの手を握り、
……本当にすまなかった。お前
に辛い思いをさせてしまった。
と言います。
これを夢だと勘違いするアニエス。
すると父は、
あの馬鹿王子がどうしてもと頭を下げて頼むからお前を預けた
というのに、こんなことになるとはな……!
と言ってきて………。
7話
アニエスが隣国へ逃げたあとの話。
アニエスの父の元には、
何度もリュシリュールが訪れていました。
彼は再度、アニエスを王太子妃に戻したい
と懇願していたのです。
その理由は、暴走した反体制派のウィルスナー伯爵
派閥との内紛抑えるため。
さらに、リュシリュールがアニエスを執拗に抱いていたのは、ドラフィール侯爵家の血筋を持った次期後断を作ることが目的でした。
私が王太子妃となればすべてが丸く収まるということか。
そう悟るアニエス。
しかし父は、
無理はしなくていい。
お前があの王太子とは一緒に
なりたくないというのなら、
それでいいんだ。
と、優しいことばをかけてくれました。
するとガチャッと扉を開け、焦ったようすで
リュシリュールがやってきて………。
8話
リュシリュールの必死の告白に対し、
謹んで辞退させて
いただきます。
と、ハッキリ断ったアニエス。
リュシリュールが困惑していると、
タイミングを計ったように、オーブリー殿下が
入ってきました。
彼は第一王子であり、リュシリュールの異母兄。
オーブリーはアニエスに、
我が弟の数々の御無礼、
お許しください。
と、頭を下げてきます。
なんとかリュシリュールの誤解を解き、
2人を婚約させたいオーブリー。
しかし、それでもアニエスの思いが変わる
ことはありませんでした。
私が王太子妃になることは
ありません。
と、キッパリ言うアニエス。
するとリュシリュールが、
では、私は王太子を降りよう。
と言ってきて………。
9話
晴れて夫婦となったアニエスとリュシリュール。
今夜は夫婦となって初めての夜のため、
アニエスは彼に抱かれる覚悟でいました。
しかし、リュシリュールは寝室に入ってくるなり、
なんだかぎこちない様子。
アニエス、これまですまなかった。お前が言った条件を私は満たしていない。今日はこのまま寝よう。
と言い、アニエスを寝かせてきます。
それを聞き、納得がいかないアニエス。
反体制派に付け入る隙を与えぬためにも、私たちの仲をアピールせねば………。
と必死に説得しますが、
リュシリュールは聞く耳を持ちません。
すると、
アニエスは魔法でリュシリュールの両手を拘束し、
私はすでに覚悟を
決めております。
と言い、彼の下半身を触ってきて………。
10話
今夜は他国の賓客がそろうパーティー。
その中には、
隣国に住むアニエスのハトコもいました。
彼の住む国は大国であり、
ドラフィール侯爵家が交易を受け持つ国です。
そんな彼との仲を周りにアピールし、
反体制派へ牽制をするアニエス。
その光景を見ていたリュシリュールは、パーティーの最中、ずっとアニエスにくっついていました。
パーティーも終盤に差し掛かったころ。
アニエスとリュシリュールは会場から離れ、
2人きりになります。
リュシリュールは、
……アニエス、お前は本当は
あの男と一緒になりたかった
のではないか………?
と、ってきました。
それを聞き、
アニエスも今まで思っていた不満をこぼします。
そういう殿下こそ、まだ本当はリーリエ嬢を愛していらっしゃるのでは?
彼女に見せていたようなお顔は、私には見せて下さったことなどないではありませんか。
と、怒ったように言うアニエス。
するとリュシリュールは、
すまないアニエス。お前を見ると、心がかき乱されて上手く表情が作れない。
と、辛そうな顔をしてきて………。
アニエスに対してのリュシリュールの表情が一気に変わります。恥ずかしがったり、嫉妬したりと、いろんな表情の彼が見れますよ◎また、チラッと出てきたオーブリーとアニエスのハトコ……色気があってとってもカッコよかったです。
11〜15話
11話
会食に出席したリュシリュール。
彼の美しい佇まいに、周りの人々はみな、
惚れ惚れしていました。
リュシリュールの目の前には、
アニエスのハトコの姿も。
そういえば、
アニエス嬢は今日もお出でには
ならないのですね。
と話しかけてきます。
リュシリュールに毎日激しく求められるせいで
体力が尽き、会食に参加できないアニエス。
風邪ということで欠席になっていました。
「ご無理はなさらずとも」とお伝えください。どうせいつでも会うことができるのですから。
と言う、アニエスのハトコ。
リュシリュールには、
彼のことばが嫌味にしか聞こえません。
これは、リュシリュールとの婚姻が上手くいかなかったら、いつでもアニエスを受け入れるのだという牽制なのです。
一瞬、怒りの感情になったものの、
……ええ、
伝えておきましょう。
と言い、ニコッと笑うリュシリュール。
彼にとって、感情を隠して微笑むことは、アニエス
以外の人間であればさほど難しくはありません。
リュシリュールにとって、
幼いころからアニエスだけは例外。
そんなリュシリュールが彼女と出会ったのは、
6歳のころで………。
12話
最初はアニエスに対し、
そっけない態度をとっていたリュシリュール。
しかしアニエスの笑顔を見て、
リュシリュールは積極的に話すようになります。
それからというもの、
2人は一緒に過ごすことが多くなっていきました。
アニエスに心を開いたリュシリュールは、
『殿下』ではよそよそしいから
『リュシー』と呼べ。
と言います。
その愛称は、
母と兄にだけ呼ばれている特別なもの。
それをアニエスに許したのは、
リュシリュールなりの好意への応えでした。
しかしある日。
アニエスの一言で、
リュシリュールの中に芽生えていた恋愛感情は、
一気になくなってしまいます。
それは、
私がリュシーのこと好きなのは、リュシーが王子さまだからだよ。
というアニエスのことば。
これを聞き、
初めから私自身のことなど、
彼女が見ているはずも
なかったのだ。
と思うリュシリュール。
それからというもの、
リュシリュールはアニエスに対し、冷たくするようになり、2人の距離は離れていって………。
13話
昔のような関係を築いていく、
アニエスとリュシリュール。
リュシリュールはアニエスに、
子どものころの思いなどをポツポツと
語ってくれるようになります。
お互い抱いていた感情の誤解を解き、
2人の仲はどんどん深まっていきました。
ラブラブな夫婦生活の中、アニエスがいまだに
気にしているのが、リーリエの存在。
アニエスは、リュシリュールがなぜ彼女に対し、
あれほどまでに優しい笑顔を向けることができたのか、そして、どうして彼女のことだけは何も話してくれないのか、ずっと疑問に思っていたのでした。
そんなある日のこと。
アニエスは建国祭のため、孤児院に
来ていました。
建国祭とは、孤児院が独立して資金探りを可能に
させるために、それぞれの孤児院が名物を売り出す
という商業的取り組みのこと。
その出店内容確認のため、
アニエスは孤児院を訪れたのです。
するとそこの孤児院で、
リーリエにそっくりの後ろ姿を見かけて………。
14話
殿下、
お会いしとうございました。
リュシリュールとリーリエが会っている
ところを目撃したアニエス。
リュシリュールは、
敵国であるカラルと手を組んだリーリエ
に怒っていました。
彼女を突き放したリュシリュールは、
アニエスを連れて帰ろうとします。
リュシリュール曰く、カラル国の狙いはアニエス。
アニエスを拉致するため、
リーリエを彼女に接触させたのです。
この計画を知っていたリュシリュール。
アニエスに何も話さなかったのは、
彼女が黙ってリーリエに会いに行くことを
見越していたからでした。
リュシリュールは、
お前が私を信用していない。
だから何も話せなかった。
と、アニエスに言いました。
それを聞き、ハッとなるアニエス。
自ら話し合おうとせず、決めつけて行動していた
のは自分の方だったと気づきます。
自分が情けなくなり、恥ずかしくなったアニエスは、その場から逃げ出しました。
アニエス!そっちはダメだ!!
と、叫ぶリュシリュール。
すると、アニエスはリーリエが仕掛けた罠に
かかり、姿を消してしまい………。
15話
リーリエとの関係が始まったのは、
父王から命令を下されたとき。
反体制派の目を欺くために、彼らの筆頭である
ウィルスナー伯爵の娘と恋仲になる演技をしろ
と言われたのです。
そのころはアニエスに強く当たっていた時期で
あり、彼女とは膠着状態であったリュシリュール。
リーリエをわざわざアニエスに紹介したのは、
彼女に対する嫌がらせの気持ちもありました。
アニエスのことだ。
リーリエという存在が出てこようとも、眉一つ動かすこともないだろうが………。
そう思っていたリュシリュールですが、
アニエスは傷ついたような表情をします。
さらに、アニエスが1人で泣き崩れているところを
見て、リュシリュールは自分のした行動を後悔する
のでした。
一方、リーリエとの仲は良好。
意外にも、リーリエはリュシリュールにとって、
心の慰めになっていました。
アニエスには向けられないことばも、リーリエに
なら容易に口にすることができるリュシリュール。
彼は、
アニエスには向けられない想いを、リーリエに向けることで自分を誤魔化していて………。
冒頭から2人のラブシーンがあるのですが、とってもエロくて興奮しました。独占欲全開のリュシリュールにもうキュンキュンが止まりません。後半は久しぶりにリーリエが登場し、波乱です。
16〜20話
●16話
転移魔法の陣が使われ、どこかわからない
場所に連れてこられたアニエス。
暗い森の中で身動きがとれないため、
今夜は野宿することにします。
誰もいない場所で、
アニエスは不安が止まりません。
最悪の場合、
このままここで
野垂れ死ぬ可能性も……。
そう思い、泣き出しそうになるアニエス。
リュシリュールのことを思い出し、
会いたい。
会ってこれからの
2人のことを話していきたい。
と思いました。
不安で震える中、
アニエスは何者かの気配を感じ………。
17話
アニエスを助けにきたリュシリュール。
夜が明けると、2人は山を抜けるため、
動き出します。
山を散策しながら、下にある村を目指す2人。
今日の夜は、洞窟の中で野宿することにしました。
リュシリュールはアニエスを抱きしめ、
私のせいですまなかった。
と言います。
それに対し、
いいんです、
結局は過去のことですから。
と返すアニエス。
過去に固執せず、
リュシリュールと前に進みたいと思うアニエスは、
………それよりももっと
言うべきことがあるのでは?
と、リュシリュールに言いました。
そのことばに笑顔を見せるリュシリュール。
アニエス、愛してる。
色々と未熟な私だが、これからも一緒にいて支えてほしい。
と言い、キスをします。
我慢できなくなったアニエスは、
寝ようとするリュシリュールを押し倒し、
服を脱いできて………。
18話
無事、王宮に戻り、
以前と変わらない日々を過ごしていたアニエス。
リュシリュールは、カラルに関しての騒動の後始末
に追われていました。
リーリエは敵国と結託し、アニエスを拉致しようと
したとして、処刑されることになったのです。
処分の決定を下したのはリュシリュール。
しかしアニエスは、
立場を考えれば仕方がなかったことだけど……
あの人はきっとこの先も罪の意識に苛まれ続ける………。
と、リュシリュールのことをわかっていました。
リーリエが罪を犯すきっかけを作ったのは彼自身。
リュシリュールを想ったアニエスは、
私が責任を取ります。今一度、
リーリエ・ウィルスナー嬢に
更生の機会を。
と、彼にお願いをして………。
番外編
お忍びで旅行にやってきたアニエスたち。
目的は、レオール伯の失脚です。
リュシリュールの兄であるオーブリー殿下が
王位継承権を永遠に放棄し、臣籍に下るとのこと。
そのことを受け、心中穏やかではない反体制派の
残党であるレオール伯一派を潰すため、今回の
旅行が計画されたのでした。
その夜。
レオール伯一派と決着がつき、
アニエスたちは襲撃を無事やり過ごします。
しかし、
しかし、まだ生き残っていた人間が、
アニエスとリュシリュールに対して転移魔法を
仕掛けてきたのです。
またよくわからない場所に転移した2人。
そこは、森の中の上流部分でした。
岩の上に乗っていた2人でしたが、
アニエスは足を外し、
川にぼちゃんと落ちてしまい………。
ついにお互いを認め合い、和解したアニエスとリュシリュール。「アニエス、愛してる。」と改めてリュシリュールが言ったところは感動しました。リーリエのことも最終的にスッキリした形で解決され、本当によかったです。
【どうせ捨てられるのなら、
最後に好きにさせていただきます】
全話ネタバレ・感想まとめ
いかがでしたでしょうか?
とにかく絵がキレイで、ず──っと読み続けていたい作品でした!
完結してしまったのは悲しいですが、4巻という短い中で、いろんなシーンがギュッとつまっていて、とっても面白かったです。
ネタバレを読んだあとはぜひ、コミックスでも読んでみてくださいね!
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それではまた。