今回は【傷モノの花嫁】全話ネタバレ・感想をご紹介していきます。
由緒正しき家で、当主の許嫁として大切に扱われてきた菜々緒。
しかしある日、あやかしに攫われ、妖印を刻まれてしまいます。
そのおかげで、周囲の人間からは腫れ物扱いをされ、惨めな生活を送ることに。
そんな菜々緒に、紅椿家の当主・夜行は興味を持ち………。
ネタバレを読んだあとはぜひ、コミックスも読んでみてくださいね!
傷モノの花嫁
〜虐げられた私が、皇國の鬼神に見初められた理由〜
原作 :友麻碧
漫画 :藤丸豆ノ介
出版社 :講談社
雑誌 :異世界ヒロインファンタジー
ジャンル:少女マンガ
登場人物
●菜々緒
………名門・白蓮寺家の当主の許嫁だったが、幼い頃にあやかしに攫われ、おでこに妖印がついてしまう。そのせいで、家族からはひどい扱いを受けていた。
●紅椿 夜行
………皇都を守護する退魔の一族・紅椿家の当主。菜々緒の霊力に興味を持ち、妻として娶る。
●白蓮寺 麗人
………白蓮寺家の次期当主。菜々緒のことを愛していたが、傷モノになったことで婚約を解消。
●白蓮寺 暁美
………菜々緒に代わり麗人の妻となる。菜々緒のいとこ。
●後鬼
………夜行が使役する式神。菜々緒のお世話係的存在。
それでは【傷モノの花嫁】全話ネタバレ・感想をご紹介していきます。
【傷モノの花嫁】全話ネタバレ・感想
1〜4話
●1〜3話
1〜3話は無料配信中!
●4話
家業を務める男性に対し、それを支える食事の用意は妻の務め。
菜々緒は白蓮寺家にいたときのように、朝餉を作ります。
料理の腕は完ぺきな菜々緒。
さっそく、夜行の部屋へ持っていきました。
しかし、夜行はなんだか具合が悪いようす。
菜々緒は心配しますが、
大丈夫だ。お前に頼むことはない。
とそっけない態度をとります。
そこで、後鬼を呼んでこようと、菜々緒は部屋を出ようとしました。
すると、夜行は菜々緒を引き止め、
………なんでもすると言ったな。
と言い、彼女の首を噛んできて………。
■感想■
吸血のシーン、ドキドキするというより、美しさを感じました。画力がエグいですね。血を吸われても「嬉しい」と思いを伝える菜々緒が健気でした。
5〜8話
●5話
可愛い着物を着て、皇都にやってきた菜々緒たち。
菜々緒の妖印を見てもらうため、病院へ向かいます。
診察をしてくれたのは、翠天宮英世。
彼は、
キミは素顔を隠す必要もないし、堂々と日向を歩いていいんだよ。
と優しいことばをかけてくれたのでした。
その後、2人は喫茶店へ行きます。
菜々緒はプリンを食べて感激。
デートを楽しんでいると、
実は、妖印を完全に消す方法が1つだけある。
と夜行は言ってきて………。
■感想■
病院が終わったあとの2人のデートシーン、ほっこりしました。菜々緒がプリンを食べている姿が可愛くて……見てるこっちも癒されました。
●6話
薪割りに勤しんでいた菜々緒。
すると、仕事を終えて帰ったきた夜行が、声をかけてきます。
疲れていなければ昼から少しつき合え。
そう言われ、花見に行くことになりました。
キレイな桜並木を見る2人。
菜々緒は日傘をさしている女性を、物珍しい目で見ます。
そんな菜々緒に夜行は、レースがふんだんに使われている高価な日傘を買ってあげました。
……ありがとうございます。一生大事に使います。
以前とは比べ物にならないほど良い生活ができていることに感謝する菜々緒。
喜びも束の間、目の前に妖獣が現れ………。
■感想■
前半はクスッと笑えるシーンが多く、後半は夜行のカッコよさが際立っていました。路地裏に行き、血を吸うシーンはキュンときましたね。
●7話
久しぶりねぇ菜々緒。
なぜか病院にいた暁美。
菜々緒の服装や持っている日傘を見て、
あんた、もっと自分が穢れてるって自覚を持ちなさいよ。
と、相変わらずひどいことばを浴びせてきたのです。
すると、後ろから麗人もやってきました。
どうやら、娘をこの病院で見てもらうため、2人でやってきたとのこと。
麗人は菜々緒の顔を見るなり、嬉しそうな表情をします。
そして、
お前の朝餉は本当にうまかった。きっと心を込めて作ってくれていたんだろうね。
と手のひらを返すように、優しげな態度をとってきて………。
■感想■
暁美の表情が終始ひどすぎて笑ってしまいました。すごい性格の悪い女ですね。また、隣にいた麗人にも薄気味悪さを感じます………。
●8話
夜行と気まずい雰囲気になってしまった菜々緒。
結婚式も取りやめになったのです。
………やっぱり夢だったんだ。
菜々緒は部屋で涙を流します。
すると、夜行が帰ってきました。
──お前はやはり、白蓮寺麗人のことを今でも思っているのか?
と尋ねる夜行。
菜々緒は、
若様なんてどうでもいい……っ。もうわたしの心にはどこにもいない………!
と必死の自分の気持ちを伝えます。
そして、麗人からもらった簪を今でも持っている理由を話し始め………。
■感想■
8話は感動して涙腺崩壊でした。菜々緒のセリフ1つ1つがすごく切なかったです。そして、簪を持ち続けていた理由が1番切なく、泣けました。
9〜12話
●9話
麗人の正妻を降ろされることになった暁美。
なんと、麗人は菜々緒を正妻にするつもりなのです。
悔しがる暁美は、
……菜々緒は紅椿に嫁いで幸せなのでは?
と麗人に言います。
すると、麗人は、
幸せなものか!紅椿夜行は椿鬼なのだぞ!?
と叫んできました。
『椿鬼』とは、血吸いの体質を持つ者のこと。
椿鬼に嫁ぐ嫁は最低2人必要で、1人は正妻。
もう1人は、血を捧げるためだけに娶られる側室です。
それを聞き、暁美はあることを企み………。
■感想■
今まであんなに菜々緒のことを貶していたくせに、麗人の正義感溢れるあの表情………見てて胸糞悪かったです。なんてキモい男なんでしょう。
●10話
紅椿邸にやってきた暁美。
暁美は、夜行が椿鬼であることを菜々緒に言い、
哀れね、菜々緒。ここでも人間扱いされてなくて。
とニヤニヤしながら言います。
そのことばに何も返せない菜々緒。
すると、夜行が帰ってきました。
暁美は夜行を見るや否や、
どうかお助けください!わたくし、白蓮寺家を追い出されてしまったのです………っ!
と言い、ポロポロと嘘泣きを始め………。
■感想■
暁美の小賢しさが炸裂していました。男の前ではブリブリして………。しかし、そんな彼女を論破した夜行!!見ていてスカッとしました。
●11話
菜々緒が持っていたあの簪を見せる夜行。
なんと、この簪の記憶を調べてきていたのです。
どうやらこの簪を使って、菜々緒を陥れた者がいるようだな。
と夜行は言いました。
夜行の推測に焦る暁美。
思わず、
わたしはただ簪を結界の外に捨てただけ……
と真実を口にしてしまいます。
五行結界の外に人をやることは重罪。
愚行がバレてしまい、ヤケになった暁美は、
あんたさえいなければ………!
と言い、菜々緒に簪を突き刺そうとし………。
■感想■
暁美、ざまぁみろって感じの回でした。里1番の美人とは思えないほどの、彼女の顔芸に注目です。最後は夜行の父親も登場します!
●12話
やっと……捕まえた。わたしの菜々緒。
なぜか菜々緒の目の前に現れた麗人。
麗人は暁美と離縁することになり、菜々緒を連れ戻しにきたのでした。
しかし、菜々緒は、
今のアナタには嫌悪感しかありません。
とキッパリ言います。
そして、彼を突き放し、部屋から出ようとする菜々緒。
しかし、トビラが開きません。
なんと、麗人は部屋に結界をはっていたのです。
お前はわたしの妻となるのが運命だったはずだ!………忘れたなら思い出させてやる。
菜々緒の強気な態度に、怒りを見せる麗人。
彼は、菜々緒が以前までつけていた猿のお面を被せてきて………。
■感想■
麗人………どれだけ執着心が強い男なんでしょう。見てて痛かったです。そんな彼にも夜行が一喝!!スカ〰〰ッとしました。
13〜16話
●13話
麗人は里で幽閉、暁美は白蓮寺家から追放。
白蓮寺家が五家に返り咲くのも、難しい状況になってしまいました。
そんな彼らと関わりを断ち、平穏な日々を過ごしていた菜々緒。
ある日の昼、式神と世間話をしてると、夜行の兄に出会います。
兄の名前は、鷹夜。
鷹夜は菜々緒の顔を見るなり、
可愛いね。だけど花嫁としては下の下だ。
と言ってきました。
すると、夜行もやってきて、菜々緒を庇います。
菜々緒を侮辱するのは許さない………っ。
なんだか焦ったようすを見せる夜行。
その瞬間、
黙るのはあなたですよ。夜行さん。
と口を挟んでくる人物が。
それは、夜行たちの母親で………。
■感想■
まさかの兄と母登場!残念ながら、2人は菜々緒のことをよく思っていないんですね………。まだまだ菜々緒の困難は続きそうです。
●14話
鷹夜や母と、言い争いをする夜行。
鷹夜は、
紅椿家のしきたりを謳うなら、それは側室にすべきだ。
と言いました。
しかし、そのことばに夜行は反論。
夜行にブチギレた母は、
やっぱりあなたは産むべきではなかった!こんな辱めを受けるなんて
と言い、手を上げてこようとします。
すると、菜々緒が夜行を庇ってきて………。
■感想■
菜々緒の反撃の仕方が超かっこよかったです。ざまぁって感じでしたが、鷹夜の最後のセリフが気になりますね………。菜々緒の霊力の秘密とは?
●15話
病み上がりですが、夜会に参加することになった夜行。
そこには、夜行の元婚約者・斎園寺しのぶもいました。
しかし、今は鷹夜の婚約者。
周りからは羨ましがられています。
そんな中、一体の妖が現れ、しのぶを襲ってきました。
誰か!そうだわ、鷹夜様………っ。
鷹夜に助けを求めますが、彼が第一に心配していたのは母。
しのぶは、鷹夜に見捨てられてしまいます。
すると、夜行が助けにきてくれて………。
●16話
最近は、夜会や会議で大忙しの夜行。
夜会が終わるとすぐに、
朝餉は弁当箱につめて前鬼に運ばせてくれ。
と言い、会議に行ってしまいました。
弁当箱だけでは足りないと思った菜々緒。
多めに作り、夜行の元まで弁当箱を持っていくことにしたのでした。
お忙しいところ失礼いたします。
会議室にやってきた菜々緒に、夜行はビックリ。
菜々緒の愛情たっぷりの弁当を見て、みな感動します。
すると突然、ガチャッと扉が開き、
ごきげんよう皆様。お仕事中失礼いたしますわ。
と、しのぶがやってきて………。
17〜19話
●17話
だってわたくしも夜行様に強く……求められたことがありますの。
自慢げに菜々緒に言うしのぶ。
それを聞き、菜々緒は嫉妬します。
しかし、夜行に真実を聞くと、それはあまり良い思い出ではありませんでした。
優しい菜々緒は、
わたしだったら、夜行様に辛い思いはさせないのに………。
と、彼のことを思い、悔しがります。
菜々緒のヤキモチに嬉しくなる夜行。
彼女にキスをし、仕事に向かうのでした。
一方、しのぶは側近の武井と、婚約について話していました。
早く夜行と婚約したいしのぶ。
しかし、菜々緒がいるため、なかなか縁談まで進みません。
お嬢様との縁談を拒絶するのは、菜々緒がはるかに高い霊力を持つからでしょう。
と、武井は言いました。
つまり、菜々緒がいなくなれば、万事解決。
武井は、
菜々緒を本気で消したいと思われたら、彼女の側でこの笛をお吹きください。
と言い、謎の笛をしのぶに渡して………。
●18話
『あやかしに狙われた斎園寺しのぶ嬢。救ったのは、しのぶ様の婚約者・紅椿夜行様。』
と、大体的に新聞の記事になった2人。
さらに、夜行は局長命令で、しのぶ専属の護衛になります。
そんなこんなで、夜行は昼夜問わず、しのぶにべったり。
しのぶは、彼と一緒にいられることを嬉しく思っていました。
しかし、夜行は、
オレはあなたと結婚するつもりはない。オレは菜々緒以外を娶るつもりはない。
と、ハッキリ言います。
それでも、夜行のことが諦めきれないしのぶ。
わたくし、夜行様に血を捧げてもいいと思ってますの。
と言いながら、胸元を出してきました。
しのぶ嬢…いい加減に………
と、夜行が彼女の手を掴んでいると、ガチャッと菜々緒が部屋に入ってきて………。
●19話
家門の令嬢たちと、お茶を楽しむしのぶ。
周りの女性たちはみな、
しのぶ様と夜行様が並ぶと本当にステキでしたわ。
と、しのぶのことをうらやましがります。
そう言われ、しのぶは天狗になっていました。
すると、
いい加減になさい、しのぶさん。
と、彼女の祖母がやってきたのです。
母方の祖母である香代は、厳しい性格で、しのぶは彼女を苦手としていました。
香代は、調子に乗っているしのぶを痛烈に批判。
しのぶさん……自分が周囲の笑い者になっていることをそろそろ自覚なさい。
そのことばを聞き、しのぶが後ろをそろ…と見てみると、周りの令嬢たちの笑い声が聞こえてきます。
追い込まれてしまい、何も言い返せないしのぶ。
そこで、しのぶが思いついたのは、菜々緒が傷モノだったことを言い、彼女を悪者に仕立て上げることでした。
そんな曰く付きの娘、どう考えても夜行様にふさわしくないでしょう? そんな娘よりわたくしの方が───
と、しのぶが勝ち誇った顔で言うと、
お黙りなさい!!
と、香代が叫んできて………。
【傷モノの花嫁】全話ネタバレ・感想まとめ
いかがでしたでしょうか?
白蓮寺家との問題は一件落着、菜々緒にも幸せな日常が戻ると思いきや………。
今度は母親・兄の登場で、さらに波乱の予感ですね!
菜々緒と夜行の結婚を認めてもらうことはできるのでしょうか!?
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それでは、また。