今回は【花秘める君のメテオール】
全話ネタバレ・感想をご紹介していきます。
クインウィッチ子爵家の養女であるステラは、
優しい家族とともに平和に暮らしていました。
しかしある日、ステラの妹リリネットの代わりに、生贄を必要とする『呪われた怪物』の元へ行くことになってしまいます。
世間から恐れられている『呪われた怪物』とは、
血塗られた吸血鬼、ラビで………。
ネタバレを読んだあとはぜひ、コミックスも読んでみてくださいね！
花秘める君のメテオール
筆者 ：珠森ベティ
出版社 ：ライブコミックス
雑誌 ：COMICエトワール
ジャンル：女性マンガ
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登場人物
●ステラ・クインウィッチ
…ヴァレンティン王国で家族と穏やかに
暮らしていたが、ある日突然、
妹の代わりに『呪われた怪物』の元へ
生贄（花嫁）として行くことになる。
●ラビ・ヴァン＝ヴァレンティン
…吸血鬼であり、
『呪われた怪物』として恐れられている。
●ピュセル
…ステラと同じく生贄の1人。
●ジゼル
…同じく生贄の1人。
それでは【花秘める君のメテオール】
全話ネタバレ・感想をご紹介していきます。
【花秘める君のメテオール】
全話ネタバレ・感想
1〜6話
1〜2話
1〜2話は無料配信中！
3話
ラビに血を吸われてしまったステラ。
しかし、
彼女は死ぬわけではなく、起き上がったのです。
その光景を見て驚愕するラビ。
ラビあんた、なぜ血を吸われても
なんともない？
そんなこと不可能なはずだ。
と言います。
すると、
オスカー何をしている。
と言い、王宮第二騎士団がやってきました。
彼らはラビを見るなり、
「うら若き娘たちを貪り喰う怪物が！！」
「永遠に1人でいろよ！」
「消えろ醜い怪物！！」
などと、ラビにひどい罵声を浴びせ始め………。
4話
オスカー吸血されても死なない……
あなたは一体何なんだ？
王宮第二騎士団団長のオスカーに言われたステラ。
ステラが何者かわからないため、彼女は部屋から
出ることを禁じられてしまいました。
しかし、マイペースなステラはお腹が空いたため、
部屋から出てみんなの元へ行きます。
すると、他の生贄たちの女性はみな、
ステラに冷たい視線を送ってきたのです。
さらに、ピュセルから水をかけられてしまいます。
ピュセル……呑気に話しかけてきて。
自分がどう見られているのか
わかってないのかしら。
アイツと同じであなたも怪物
なのではなくて？
と言うピュセル。
仕方なく、ステラはその場から立ち去りました。
部屋に戻った途端、上の階からガタッ ガシャンと、ものすごい音が聞こえてきて………。
5話
ラビを殺すと決心したピュセル。
そのことをジゼルにし、
2人で協力して屋敷から出ることにします。
しかし、ラビは不老不死。
どうやって殺すのかとジゼルが尋ねると、
ピュセルはある小瓶を出してきました。
それは乳母からもらった、どんな生き物も
死へ誘うとされる『魔法の死の蜜』。
この蜜をかんざしにつけ、
ラビに刺すという計画です。
ピュセルむしろ死んでくれた方が
好都合でしょう。
悲しむ者なんていない。
あんな化け物。
と言うピュセル。
2人の会話を、ステラは陰で聞いていて………。
6話
ラビのことを庇ったステラ。
ピュセルの持ったかんざしがステラの胸に
刺さり、彼女はその場で倒れてしまいます。
ステラに、
ラビ莫迦か？
オレを助けて何になる！
ただの迷惑だ！！
と叫ぶラビ。
ステラは、
ステラ傷ついた心を抑え込んで
なかったことにしているような
目をなさっているのに………。
放っておけませんよ。
もう傷つかないで。
と、彼に優しいことばを投げかけました。
ラビに対し、
踏み込むことを諦めたくなかったステラ。
ステララビ様のこともっと
知りたいです。
教えてください。
とステラが言ったその瞬間、彼女の胸がズキっと
痛み、蜜の効果が現れてきて………。
感想
絵も世界観もステキすぎて、作品にどっぷりハマってしまうほど。ステラの真っ直ぐでポジティブな性格、ラビの孤独感、生贄になったピュセルたちの悲痛な思い……いろんな要素が詰まっていて読み応えのあるストーリになっています！
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7〜12話
７話
ベッドで目を覚ましたステラ。
猛烈な痛みが身体を襲ってきました。
意識が遠のき、
このまま死んでしまうのかと絶望に陥っていると、
ラビあんた、このまま死ぬのか？
と、ラビが窓からやってきたのです。
ラビほら……オレを助けたこと
後悔してるだろ？
と言うラビ。
しかしステラは、
ステララビ様が傷つかなくてよかった。後悔なんてしていません。
と、満面の笑みで返します。
するとラビは、ステラのことを押し倒し、
ラビあんただけはオレに血を吸われても死ななかった……。
本当に奇跡なんてあるのか賭けをしよう。
と言い、彼女の胸に巻いてあった包帯を
ほどいてきて………。
８話
魔力に染まったステラの血を、
吸血することにしたラビ。
まずは、結晶化しているところを抉ろうとします。
ラビ……手、しっかり掴んでろ。
と言い、ステラの手を自身の腕に掴ませました。
そして、ステラの胸にできた結晶を、
ガリッと噛みちぎり始めます。
激痛に耐えるステラ。
ラビあと少しだから我慢しろ。
できるな？
とラビは言いますが、
どんな生き物も死へ誘う魔法の産物だけあって、
その効果は彼にも現れ出したのです。
苦しそうなラビに、
ステラもうやめてくださいっ
死んじゃうっ！
と、ステラは焦ります。
しかしラビは、
ラビオレは……っ
不老不死の吸血鬼だ。
死ねない。
と、辛そうに言ってきて………。
９話
あれから2日。
ステラは、
通常の生活ができるくらいに回復しました。
ステラの元へ、オスカーとラビがやってきます。
オスカーが席を外し、2人きりになると、
ラビの隣にちょこんと座るステラ。
するとラビは、ステラのドレスのボタンを外し、
胸元を見てきたのです。
ラビ……やっぱり傷は
残ったか………。
と、ボソッと呟くラビ。
ぶっきらぼうながらも心配してくれた彼を見て、
ステララビ様はやっぱり
お優しい心をお持ちです。
と、ステラは言いました。
しかしラビは、暗い表情をしながら、
ラビあんた、ここから出ていけ。
死なない生贄として、この国はあんたを利用するつもりだよ。
と言い放ち………。
10話
ステララビ様のお側にいたいです！
どれだけラビが突き放しても諦めないステラ。
彼女の熱意にラビは呆れ、
ラビ……はぁ、
あんたは本当に扱いづらい
……どうぞご自由に。
と言い、
ステラが屋敷にいることを許したのでした。
その一方、ステラが気になったのは、
ピュセルとジゼルの存在。
実は、ステラが死なない生贄だとわかった国王は、2人以外の生贄を家族の元へ返していたのです。
ステラ私の処遇が
『生贄のままでいること』なら、
あの2人はどうなるのですか？
と、ステラはオスカーに聞きます。
するとオスカーは、
オスカー2人が行ったのは、
王命に背く重罪。
事の発端である2人は
……絞首刑です。
と返してきて………。
11話
家族への手紙をオスカーに渡しに、
外に出たステラ。
しかし、迷子になってしまいました。
さらに、
大事な手紙をハトに奪われてしまったのです。
困っていると、
木のかげに座っていた男性が助けてくれました。
騎士団の格好をしている男性。
優しい彼は、
手紙を代わりに届けると言ってくれたのでした。
その夜。
ステラはルンルンで屋敷を歩いていました。
ステラ優しい太陽のようなお方だった。あと、なんだか誰かにとても似ている＿＿＿……。
昼間起こった出来事を思い出していると、
目の前にいたラビにぶつかります。
笑顔でラビに話しかけるステラ。
するとラビは、ステラの首元の匂いを嗅ぎ、
ラビこれは誰だ……？
嫌な匂いがする。
と言ってきて………。
12話
久しぶりに、太陽の出ている昼間に外出する
ことになったラビ。
黒いマントを羽織り、いざ外に出ようとしますが、
「オマエハヤミノ生キ物」
「光ノナカニ居場所ナドナイ」
と、耳もとで声が聞こえてきます。
不安になるラビですが、
ステラ大丈夫です。
一緒に行きましょう。
とステラが言い、ギュッと手を握ってくれました。
そしてついに、明るい昼の景色を見たラビ。
ラビこんなに…色が……昼と夜じゃこんなにも違うのか………。
美しい街並みを見て、ラビは驚きを隠せず………。
感想
最初は冷酷なラビでしたが、ステラが彼を助けたことにより、どんどん変わっていきます。まだまだぶっきらぼうなところはありますが、他人を助けようとしたり、外に頑張って出たりと、ラビの心と表情の変化を楽しむことができますよ。
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13〜18話
13話
ラビオレの親は、自らオレを
『呪われた怪物』にした＿＿。
そう言い、自身が吸血鬼として生まれた原因を
話し始めたラビ。
それは、実の父であるドール王が、国に呪いを
かけた吸血鬼に、ラビを差し出したからでした。
その結果、国は呪いから解放され、ラビは呪いの
元凶である吸血鬼を身体に封印されてしまったとのこと。
その代償は大きく、呪いはラビ自身の姿を変えて
しまい、彼は永遠に人の血肉を喰らい生きる怪物
となったのです。
ステラはラビに、
呪いの方法を解くことはできないのか尋ねます。
しかし、
ラビうまく呪いが解けて
人間に戻ったとしても、
オレには何もないんだ。
心も愛もオレの中には
ない………！
と、悲痛な叫びをこぼすラビ。
そんなラビを見て、
ステラは彼をギュッと抱きしめ、
ステラ…愛を知らないというのなら、
私が持ってる愛の全てをあなた
にあげる。
と言い………。
14話
突然、息苦しくなってきたラビ。
その理由は、吸血衝動でした。
ステラは自身の血をあげようとしますが、
ラビあんたを…
穢したくない……。
とラビは言い、吸血を拒みます。
そんなラビに対し、
ステラ穢れたりなんかしません。
だから…か……
噛んでください………。
と言い、顔を真っ赤にしながら肩を出すステラ。
すると、侍女であるピュセルとジゼルが、
ステラを探しにやってきました。
とっさに木の影に隠れる2人。
我慢の限界になったラビは、ステラの血を
吸い始めます。
吸血され、頭がボーッとしてきたステラ。
ステラなんだかきもちいい
＿＿＿……。
と思った瞬間、ステラの血の味が変わり………。
15話
ステラに対して、
触れたいという欲求が収まらないラビ。
ラビはつけていた手袋を外し、直にステラの
身体を触ります。
恥ずかしそうに顔を隠すステラに、
ラビ隠すな。オレを見ろ。
と言いました。
以前まで顔を見られることを嫌がっていたラビ。
ステラが、
ステラじっと見られるのお嫌では……
と聞くと、
ラビ前言撤回する。
あんたならいい……。
と言ってきたのです。
ラビは我慢できず、首元を舐めていると、
オスカーがその場にやってきて………。
16話
？頂戴する時間です。
あなたの血を＿＿＿。
ステラとラビの前に現れた謎の男性。
ラビ曰く、月に1度血を抜かれ、血の成分を調べて自身の力を研究しているらしいのです。
健康診断のようなものだと安心したステラは、
笑顔で彼を見送るのでした。
翌朝。
ラビと朝食をとるため、
ステラは気合を入れて身だしなみを整えます。
部屋を出ると、ラビの姿が。
彼も彼で、今日は髪の毛を上げてセットし、
服装もスッキリしていました。
ステラかっこいい！お似合いです！
と、褒めるステラ。
ステラは、前よりもずっとラビに近づけた
気がして、嬉しい気持ちになります。
しかし、その後のラビの行動は異常。
食事中も食後のティータイム中も、
ラビは物理的にステラにくっついてきて………。
17話
ピュセルとジゼルに、
髪の毛をセットしてもらうステラ。
ふと、ピュセルに、
ピュセルあなたってあの吸血鬼のこと
好きなの？
と聞かれます。
そう言われてみると、
ステラは彼のことを恋愛的に好きかどうか、
考えたことはありませんでした。
ステラこの状態は恋をしているということなのでしょうか？
本当にラビのことが好きかなのか、
まだわからないステラ。
同時に、
ラビは自身のことをどう思っているのか、
気になるのでした。
一方、この国の王太子殿下は女遊びの激しい性格。
殿下とは、あのときステラの手紙を届けてくれた
男性であり、エリオスという名前です。
オスカーに、軽率な行動は控えろと言われ、
エリオス女性に本気になったこともないから。
と、返すエリオス。
しかし彼は、
ステラのことだけは本気で探していて………。
18話
ラビの呪いを解く方法について、
話し合うステラたち。
オスカーは、『魔法の死の蜜』の所持者である
ピュセルの乳母、アヴァ・サインが何かの情報を
持っていると推測しました。
そしてステラたちは、彼女の住む街、
シャルルへ行くことにします。
ステラはラビも一緒に行くよう促しますが、
ラビ……無理だ。
と言ってきたのです。
その理由は、
彼が王宮の敷地内から出られないから。
特殊な魔法陣が引かれているせいで、
別の街には行けないのでした。
魔法陣によってはじかれ、
手から血が出てしまったラビを見て、
悔しがるステラ。
すると、ガサガサッと木から音がしました。
何かと思うと、出てきたのはハト。
ハトがピーッと鳴くと、
エリオス＿＿＿見つけた。
と言いながら、エリオスがやってきて………。
感想
13話以降、信じられないくらい2人のラブラブシーンが続きます。え？犬？ってくらいベッタリステラにくっつくラビが可愛くて面白くて……。ライバル的存在のエリオスの登場もよかったです。彼によって、ラビの独占欲がすごい描かれています。
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19〜24話
19話
エリオスに対抗し、独占欲丸出しのラビ。
ひとまず、エリオス、ラビ、ステラ、オスカーの
4人でお茶をすることになりました。
エリオスの名前は、
エリオス・ドール＝ヴァレンティン。
現国王の嫡男なのです。
ドールという中間名は、
ラビの父、ドール王から名付けたものでした。
ラビどうりで反吐が出る匂いがするわけだ。
エリオス……いきなり酷いなぁ。
元王子様は礼儀を学ばなかった
みたいだね。
と、2人は初っ端からバチバチなようす。
その後、ラビとエリオスは2人だけで話をします。
ラビ…今回の件では何も言わない。
だが、これ以上あの女に近づくな。
と、牽制をするラビ。
しかしエリオスは、
エリオスよくそんなことが言えるね。生贄であるあの子のすべてを
奪っておいて………。
と返します。
するとラビが、
ラビ……ああそうだな。
だが1つ言っておく。
あいつは生贄じゃない。
オレの女だ。
と言い………。
20話
”あの子の涙を拭うこともできない”
”生贄であるあの子のすべてを奪っておいて”
エリオスに言われたことばを思い出し、
考え込むラビ。
すると、ステラがラビを探しにやってきました。
2人で屋敷に戻ろうとすると、
あのハトがまた現れます。
2人の上でくるくると回るハトを見て、
あることを思い出すステラ。
それは、”ハトの別名は『愛の使い』、運命の相手に導いてくれたりする” というエリオスのことば
でした。
つまり、ステラの運命の相手はラビだということ。
それに気づいたステラは、顔を真っ赤にします。
ラビ…その顔は……？
今…誰を思い浮かべた？
と、尋ねるラビ。
しかしステラは、
ステラ申し訳ありません……。
少し恥ずかしくて、今は
ラビ様に説明できないんです。
と恥ずかしがり、ラビに背を向けました。
ステラが思い浮かべたのがエリオスだと
勘違いしたラビは、
ラビ逃げるのか……オレから。
そうやって逃げてあの王太子に
助けてもらうのか。
と言い、ステラを追い詰めます。
ラビその瞳に映っていいのも、匂いや感触、痛みさえも、あんたが感じていいのはオレだけだ。
独占欲に駆られたラビは、
ステラに熱いキスをしてきて………。
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【花秘める君のメテオール】
全話ネタバレ・感想まとめ
いかがでしたでしょうか？
とにかく絵が綺麗で、出てくる登場人物全員
美しくて、作品に引き込まれます。
ステラとラビはどんな運命を迎えてしまう
のでしょうか？
ネタバレを読んだあとはぜひ、コミックスも
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それではまた。
