今回は【名も知らず】全話ネタバレ・感想をご紹介していきます。
シングルマザーのΩ・彩音。
1人娘の鈴と2人で、生活に余裕はないものの、頑張って生きていました。
そんなある日、鈴の実の父親である男と5年ぶりに再会して………。
コミックシーモア先行、オメガバース作品の中でもリアリティ溢れるものとなっています!
ネタバレを読んだあとはぜひ、コミックスも読んでみてくださいね!
名も知らず
筆者 :ヤナギヤギ
出版社 :ふゅーじょんぷろだくと
雑誌 :Bebe
ジャンル:女性マンガ
登場人物
●七瀬 彩音
………23歳のシングルマザーでΩ。高校のころ、αの相馬に犯され、そのまま妊娠。
●七瀬 鈴
………彩音の1人娘で4歳。
●相馬
………鈴が通う病院の先生で、鈴の実の父親。彩音と偶然再会する。
それでは【名も知らず】全話ネタバレ・感想をご紹介していきます。
【名も知らず】全話ネタバレ
1話
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2話
この匂い……間違いない。
目の前にいる彼が、自分を犯した人間だと確信した彩音。
身体の震えが止まりません。
鈴を連れてさっさと帰ろうとすると、相馬が引き止めてきたのです。
看護師の佐藤がいなくなり、診察室には3人だけ。
相馬は、
……この子、オレの子なのか………?
と彩音に聞いてきました。
な、なんの話しかわかりません………。
とごまかし、帰ろうとする彩音。
しかし、相馬に腕を掴まれ、彩音は全力拒否します。
彩音は、
あんたのことなんかこれっぽちも怖くない。通報されたくなければここから出て行って。
と脅し、去って行ったのでした。
翌日。
鈴は風邪のため、保育園をお休みすることにしました。
彩音も仕事を休み、鈴と一緒に寝ます。
数時間後、先に目覚めた鈴が彩音を見ると、彼女の体調がおかしくなっていて………。
■感想■
娘と平穏な日々を送っていたのに、まさか憎きレ●プ犯と再会するとは………。しかし、読んでいると、完全に彼のことをひどい性格とは思えないですね。
3話
相馬と3人で暮らすことになった彩音。
イヤだとは思いつつ、鈴のためにも我慢することにしたのです。
また5年前みたいなことしたら………殺してやるから。
と彩音が言うと、
それは心配するな。オレも同じミスは繰り返したくないから。
と冷たいことばが返ってきました。
そして、相馬は通帳を出してきます。
これから毎月40万円を、生活費として入れておくとのこと。
最後に、
発情期の間は部屋のドアを閉めること。ピルが効かないなら特効薬を使え。
と命令してきたのでした。
同棲を初めて1週間。
鈴のために夫婦のフリをする彩音ですが、なかなか上手くはいきません。
しかし、鈴の前では優しいパパを演じる相馬。
何も知らない鈴は幸せそうです。
そんな光景を見て、複雑な気持ちになり、
毎日が地獄だ……。早く抜け出す方法を見つけないといけないのに…………。
と頭を悩ませる彩音。
相馬に身体を触られるたびに、5年前と同じ感触・匂いを思い出してしまうのです。
さらに、相馬への嫌悪感は日に日に増していき…………。
■感想■
彩音の前ではなかなか冷たい性格ですが、娘の前ではすごい良いパパを演じていて、二重人格を疑ってしまうほどでした………恐ろしい男。
4話
彩音の発情期のフェロモンを嗅ぎ、我慢できなくなった相馬。
一瞬、襲おうかと考えましたが、鈴が現れ、我に帰ります。
一体何考えてんだしっかりしろ!!
必死に耐え、彩音に特効薬を打ち、彼女をベッドまで運びました。
数時間後。
彩音は落ち着きを取り戻し、目を覚まします。
にしてもあの男、手を出さないって本当だったんだ。
また同じような過ちを犯すことはなかった相馬。
すると、その瞬間、彩音はあることを思いつき………。
■感想■
2人とも発情期にやられて辛そうな顔をしているのが見ていて切なくて………。身体と心が一致しないってどれだけ苦しいことでしょう。
5話
いつも通り家に帰ってきた相馬。
すると、彩音が、
……助けて。身体中が熱い。
と言い、抱きついてきたのです。
彩音に誘惑され、我慢できなくなった相馬は、ついに襲ってしまいます。
しかし、相馬は挿入まではしてきません。
このままではまずいと思った彩音は、
やめないで。もっとして………。
と言います。
思惑通り、相馬は挿入してきましたが、
……ごめん。こんなつもりじゃなかったのに………。
と、なぜか泣きながら謝り続けるのでした。
翌日。
1人になった彩音は、昨日のことを考えていました。
すると、家のピンポンが鳴ります。
インターホンを見てみると、そこには相馬の父の姿があって………。
■感想■
5話は衝撃の展開が続きます。相馬の右腕の噛み跡、そしてなぜあの時泣いていたのか、気になりましたね。ラストは意味深なセリフで終わりました。
6話
5年前。
相馬が大学生のころ、大学前の古い本屋で、彩音と出会います。
彩音に一目惚れした相馬。
彼女のバイトが終わる時間になると、こっそり後を歩いて帰るようになりました。
そんなある日。
いつものように後を歩いていると、突然、彩音はしゃがみ込みます。
心配した相馬は、勇気を出して彼女の元に駆け寄りました。
しかし、このとき、彩音は発情期。
理性が抑えられなくなった相馬は、彼女を襲おうとしますが………。
■感想■
ついに彩音と相馬の出会いが描かれました。相馬が、実は全然悪い人じゃなかったっていうのがまた、切ないですね。
7話
彩音との行為から数日後。
相馬は、罪悪感に苦しんでいました。
彩音に謝らないとと思い、バイト先の本屋に行きますが、彼女はすでに辞めていたのです。
家にも行きましたが、引っ越しており、もう町から消えていた彩音。
その後、相馬は逃げるように勉強にしがみつき、病院で働くことになりました。
しかし、2年前のトラウマによって、手の震えが止まらず、病院での仕事に支障をきたしてしまいます。
年月が経つにつれて、罪悪感は増えていく相馬。
また、彩音が働いていた本屋に行き、彼女の名前や住所を聞こうとします。
あまりにしつこい彼に、痺れを切らした店員は、警察を呼んでしまい………。
8話
彩音が鈴を連れて家を飛び出してから4ヶ月。
貯金を崩しながら、小さな町を転々としていました。
しかし、相馬と暮らしていたあの家に戻りたいと願う鈴。
この状況が、鈴にとっても良くないと思った彩音は、相馬の近況について調べます。
民宿の人にスマホを借り、『相馬医療財団』で検索しました。
すると、『相馬医療財団、後継者に長男か』というニュース記事が出てきたのです。
それを見て、安心する彩音。
諦めて実家に戻ったんだ……。よかった………。
すべて終わったと思った彩音は、鈴と小さな町で2人で暮らしていくことを決意したのでした。
電車で向かう途中、彩音は昔住んでいた町に寄ります。
向かったのは、相馬に犯されたあの公園。
本当に……全部終わったんだ。これでいいんだ。
そう言いながら、彩音は泣き始めました。
雪が降る中、しゃがみこんでいると、
彩音………!!
と、相馬が後ろから抱きしめてきて………。
【名も知らず】全話ネタバレ・感想まとめ
いかがでしたでしょうか?
初めて読んだ先生の作品でしたが、絵がキレイで読みやすかったです。
人物の表情を描くのがとても上手だなと思いました。
オメガバース系のお話は結構ありますが、ファンタジーものが多い中、こちらのお話は生々しさがありますね。
ネタバレを読んだあとはぜひ、コミックスでも読んでみてくださいね!
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それではまた。