祖国ウォルテラから、ハイラント王国に
王太子妃としてやってきたキャサリン。
平和の架け橋となるはずが、周りの人間に
裏切られ、死刑されることになってしまいます。
激しい憎しみとともに死んでいった彼女ですが、
目が覚めると3年前に時間が巻き戻っていて……。
ネタバレを読んだあとはぜひ、
コミックスも読んでみてくださいね!
筆者 :菜月タラオ
出版社 :コミックルーム
雑誌 :COMIC MOON
ジャンル:女性マンガ
●キャサリン
… 平和の架け橋となるため、ハイラント王国へ
王太子妃としてやってきたが、裏切られ、
最悪の大罪人として処刑されてしまう。
しかし、なぜか3年前に時間が巻き戻り、
ハイラント王国への復讐を決意する。
●ヘイリース
… ハイラント王国の王太子。
その場の感情に流れされやすい性格。
●リーアム
… ヘイリースの弟。
王位継承者を巡る闘いでキャサリンを
脅威とみなし、彼女の失脚を望んでいる。
●クリスティーナ
… リーアムの婚約者。リーアムと同じく、
キャサリンの失脚を望んでいる。
●マリア
… ハイランド王国のメイド。無害なふりを
しているが、リーアムたちと手を組み、
キャサリンのことを潰そうとする。
それでは【死に戻った妃は華麗なる復讐を遂げる】
全話ネタバレ・感想をご紹介していきます。
【死に戻った妃は華麗なる復讐を遂げる】
全話ネタバレ・感想
1〜4話
1〜3話は無料配信中!
4話
床入れ式を公の場でするのが
ハイラント王国の伝統。
しかしキャサリンは、

2人で話をさせてください!
一度ご退室願います。
と言ったのです。
それに対し、反論する大臣たち。



ヘイリースとの大切な初夜だからこそ、彼の心を少しでも軽くしてあげたい。
とキャサリンは言い、大臣たちを部屋から
出て行かせることに成功したのでした。
彼らが出て行ったあと、キャサリンは
ヘイリースに優しい言葉を投げかけます。
単純なヘイリースは、



あなたが私の妻になってくれてよかった。一生君を愛すと誓うよ。
と言い、計画通りキャサリンの味方になって
くれました。
話が終わると、外で待ちわびていた大臣たちが
ニヤニヤしながら入ってきます。



それではさっそく始めましょうか!
と言う宰相。
するとヘイリースが、



神聖な閨の場にこれ以上足を
踏み入れないでください。
と、反抗する態度を示してきて………。
ハイラント王国のこの異常な伝統もですが、他人の行為を見るのを楽しみにしている大臣たちが気持ちわるかったです。ヘイリースがまともな人格でよかった……。
5〜10話
5話
無事に初夜を終えたキャサリンとヘイリース。
ヘイリースは、前回の人生とは比べものにならないほど、キャサリンに優しくしてくれました。
その姿を見て、



私の行動で未来は少しずつ変わっていくのだわ………。
と、キャサリンは心の中で思うのでした。
一方、唯一の見届け人であった乳母長の
ジュリエットは、部屋から出てきます。



お2人は大変深く愛し合って
おられました。
と、笑顔で言うジュリエット。
それを聞き、大臣たちは悔しそうに帰って
行きました。
予想外のこの展開を1番悔しがっていたのは
マリア。



あの女…どうにかしなければ……。
と、唇を噛んでいて………。
時々描かれるキャサリンのドス黒い表情がカッコいいですね。それとは対照的に、時が巻き戻る前と比べてキャサリンにデレデレするヘイリースにも注目。
6話



1つ調べてほしいことがあるの。
と、ヘイリースに言うキャサリン。
それは、メイドのマリアのことでした。
キャサリンは、床入れ式に関する事前の説明を
マリアがしてくれるはずだったのに、
一切されなかったことを話します。
それを聞き、



それは許し難い職務怠慢だ!
即刻厳しい処罰を与えよう!
と怒るヘイリース。
しかしキャサリンは、



待って、ヘイリース。私、マリアを恨んでいるわけではないの。
と言いました。
彼女が知りたいのは、一体誰の命でマリアが
自身の付き添いになったのかということ。
それさえ分かれば、マリアを動かしている
黒幕が分かると思ったのです。
するとヘイリースが、



彼女を付き添いにしたのは……
私だよ。
と言ってきて………。
7話
キャサリンの元へお茶を出しにやってきた、
騎士団長のジョージ。
彼は前回の人生で、唯一キャサリンのことを
助けようとしてくれた人物でした。
キャサリンは部屋を出て行こうとする彼を、
とっさに引き留めます。
少し会話をすると、



困ったことがあればいつでも頼ってくださいね。私はどんな時でもあなたの味方です。
と、ジョージは言ってくれました。
その言葉にときめくキャサリン。



彼みたいな人と結婚していたら、私の人生は変わっていたのかしら…。
そう思ったキャサリンは、あることを考えます。
それは、ヘイリース以外の男性の子どもを身籠る
ことで………。
8話
リーアムとクリスティーナの元へ、
現状の報告をしにやってきたマリア。
リーアムはいきなりマリアにワインをぶっかけ、



今回の失策はどういうことだ?
2人の仲を悪化させることが
お前の役目だと言ったはずだ!
と叫んできました。
マリアは謝り倒しますが、クリスティーナからも
暴力を振るわれてしまいます。



必ずや次の機会では………!
と必死に言うマリア。
次の機会とは、来週のベルリア国来訪のこと。
リーアムが企んでいるのは、
そこでキャサリンに失態を晒させることで……。
9話
前回の人生のとき。
ヘイリースとの床入れ以降、夫婦関係が険悪に
なっていることを気にしていたキャサリンは、
そのことをマリアに相談していました。
キャサリンはマリアの提案で、
ベルリア国来訪のイベントの際に、
名誉を挽回しようと計画を立てます。
ベルリア国王太子のステファンに
用意したプレゼントは、
黒い蝶を大きくあしらった陶磁器。
しかし、黒い蝶はなんと、
ベルリア国では死の象徴だったのです。
それを知らなかったキャサリンはマリアに騙され、
このような失態を犯してしまったのでした。
そして、ベルリア国使節団来訪当日。
キャサリンは、ヘイリースとジョージと一緒に
選んだ、不死鳥が描かれている陶磁器を
プレゼントしようとしました。



私とキャサリン、2人で心を込めて選んだんだ。
と言うヘイリース。
ステファンが嬉しそうに箱を開けますが、
そこに入っていたのはなぜか、
黒い蝶の描かれた陶磁器で………。
10話
黒い蝶が描かれている陶磁器を見て、
ざわつくベルリア国の者たち。
キャサリンはステファンから陶磁器を
取り上げ、マリアの方に向かいます。
そして、マリアの前で陶磁器を割ったのです。



ベルリア国はこれで死の象徴から解き放たれましたわ。ジョージ騎士団長お願いします。
と言うキャサリン。
するとジョージが、元々渡そうとしていた
不死鳥の描かれている陶磁器を出してきました。



先ほどのはちょっとした余興でしたの。本当にお渡ししたかったのはこちらです。
キャサリンの機転の利いた行動によって、
ベルリア国の者はみな、彼女に感謝するのでした。
一方、思い通りにいかず悔しがり、
その場を去ろうとするマリア。
しかし見張っていたジョージに、



どこに行くつもりだ。お前が金庫のカギを使い、陶磁器をすり替えた一部始終、すべて見ていたぞ。
と言われ、マリアは国王の元に摘み出されて
しまい………。
11〜16話
11話
処刑されてしまいそうになるマリア。
絶望し、死を覚悟していたその瞬間、



お待ちください!
と、キャサリンが止めてきたのです。



彼女をわたしの元でもう一度
預からせていただけませんか?
と、国王に言うキャサリン。
今までのことは水に流すという形で、
マリアと和解したのでした。
一方、マリアが生きていることで窮地に
立たされているのは、リーアムとクリスティーナ。



キャサリンが問い質さずともマリア自身が告げ口したらおしまいよ!
と、クリスティーナはリーアムに言います。



大変だ………一刻も早くマリアを殺さなければ!
焦ったリーアムは、マリアを殺すことにして……。
12話



あなたには今から
死んでもらいます。
そうマリアに言うキャサリン。
キャサリンの目的は、マリアが自殺したと
リーアムたちに思い込ませることでした。
命の恩人のキャサリンに、
全てを託すことにしたマリア。



必ずややり遂げてみせます。
私の命に代えて。
と、キャサリンに忠誠を誓います。
そしてジョージが用意した、
死んだように偽装ができる薬を飲み、
マリアは意識を失ってしまい……。
13話
マリアの死を確認し、
大爆笑するリーアムとクリスティーナ。
キャサリンの仕業だとは微塵も思っておらず、
本当にマリアが自殺したと喜ぶのでした。
一方、目を覚ましたマリアの前には
ジョージがいました。
彼はマリアに水や食料を与え、
体力を戻しておくよう伝えます。



ジョージ様は、誰の命でこんな危険な任務を遂行されているのですか?
と尋ねるマリア。
その問いに対するジョージの返答とは………?
14話
ジョージの優しさにドキッとするキャサリン。
そんな中、国王主催の舞踏会が急に開かれる
ことになりました。
これは前回の人生では起きなかったイベント。



何が起きるかわからない。
慎重に動かなくては………!
と、キャサリンは思っていました。
そしてキャサリンは、招待客のリストを
ジョージから受け取ります。
それを見ると、
衝撃の人物がリストに載っていて………。
15話
舞踏会の前日。
キャサリンの1人で行きたいという要望は尊重したものの、心配したヘイリースは、気づかれないようにジョージを護衛させます。
キャサリンがまず向かったのは、
アン・デ・マルセイユ女男爵の元。
アンを味方につければ、舞踏会でも動きやすくなると確信していました。
前の人生では、おどおどした態度が嫌われてしまい、アンの機嫌を損ねることが多かったキャサリン。
挽回すべく、キャサリンはアンの元へ向かいますが………。
16話
軍事強化について、マルセル侯爵とクラヴィル子爵と会議をしていたアン。



ぜひキャサリン王太子妃のご意見も拝聴したく存じます。
と、アンはキャサリンに言いました。
自身が試されていると思ったキャサリンは、
強気な態度で意見を述べます。
彼女の熱意ある演説を聞き、感激するアン。
見事、彼女の心を掴むことができて………。
17〜22話
17話



キャサリン様のお命を狙った者がこの辺りに潜伏しておりました。
そう言うジョージ。
ジョージは、キャサリンの帰り道を狙った刺客を
取り押さえてきました。
その顔を見ても、キャサリンは何者かわかりません。
するとアンが、



僕はこの者たちを知っている。
と言ってきて………。
18話
今日は舞踏会。
身なりを整えるキャサリンの元に、
困った顔をしたジョージがやってきます。
なんと、マルセル侯爵が牢獄で首を吊って
自害しているのが見つかったとのこと。
王宮内の誰かが口封じのために殺したと
考えられました。



黒幕を炙り出す機会を損失してしまい、大変申し訳ございません。
と頭を下げるジョージ。
キャサリンはジョージを責めることなく、
彼を気遣うのでした。
キャサリンのいる部屋を出たジョージ。
するとヘイリースが、



そこで何をしている。
と怒った様子で立っていて………。
19話
ついに始まった舞踏会。
アンと踊っていると、太公の
エドアルド・ド・ハイラントが入ってきました。
彼に挨拶をしようとするキャサリン。
ジョージも同行させたいとヘイリースに言うと、



あいつはダメだ!これ以上キミのそばにいるべきではない!!
と叫んできて………。
20話
エドアルドに挨拶をするキャサリン。
優しそうに見えるエドアルドですが、キャサリンの真価を見定めるまでは味方になってくれそうにありません。
挨拶を終えたあと、キャサリンはヘイリースと一緒に踊ります。
そんな2人を上から眺める人物が。
それは国王です。
国王は側近のアルベルトに、



退屈は嫌いだと知っているだろう?楽しい余興はないのか?
と言います。



これからキャンドルセレモニーをご用意しております。
と答えるアルベルト。
それを聞き、国王はニヤリと笑い………。
21話
何者かに火をつけられ燃える、
キャサリンのドレス。
ヘイリースは何もできず、突っ立っていますが、
真っ先に助けに行ったのはジョージでした。
彼はドレスを切り、
自身の手を犠牲にして火を押さえつけます。
何とか事なきを得たキャサリンとジョージ。
ジョージの勇気ある行動は、
国王によって讃えられました。
その光景を見て、
ヘイリースは嫉妬が止まらず………。
22話
嫉妬に狂い、理性を失ったヘイリースを
叱責するエドアルド。
ヘイリースは反省した素ぶりを見せ、
その場を離れました。
彼がいなくなったあと、
ジョージはキャサリンを呼び出します。
ある部屋に向かう2人。
中に入ると、拘束された男と、
それを捉えている女性がいました。



お久しぶりでございます。
キャサリン様。
そこにいたのはマリアで………。
23〜29話
23話



時折……君には私なんて必要ないのではないかとさえ感じてしまうんだ。
ジョージとキャサリンの関係を見て
不安に思ってしまうヘイリース。
キャサリンは、これ以上ヘイリースの機嫌を
損なわせないため、



あなたが私の隣にいることこそが私の支えなのよ。
と彼を納得させました。
その言葉を聞き、ヘイリースは安心するのでした。
その後、ジョージたちがどうなっているのか
気になるキャサリンは、2人の元へ行こうとします。
すると、彼女に声をかけてくる人物が。
それは、キャサリンのいとこ・アリシアで………。
24話



最近、アルカディア港経由で大量の武器が輸入されているようなの。
アルカディア港は地域最大の貿易港。
この港に大量の武器が輸入されているということは、ハイラント王国が戦争の準備を始めていると
いう証拠でした。
戦争の相手はキャサリンの母国・ウォルテラ。
アリシアの夫であるレオダニスも、この密輸の件を立場上どうすることもできないため、
彼女はキャサリンに相談したのです。
しかし、この現状をどうすることもできない
キャサリン。



未来を変えるなんて息巻いていたけど、私は結局今も昔も無力のままだわ……。
と自分の非力さを嘆き………。
25話
アルカディア港に行こうとした
キャサリンとヘイリース。
しかし、なぜか国王が現れ、



そんなことをしている暇があるのか?未来の王家へと血筋を繋ぐことがあなたに課せられた役目だ。
と釘を刺されてしまいます。
キャサリンの行動をあまり良く思っていない国王。
キャサリンたちと別れたあと、
側近のアルベルトに、



ヘイリースは随分あの女にのぼせ上がっているようだな。あの愚息の目を醒ませ。
と命令し………。
26話
朝、キャサリンが起きると、
屋敷はザワザワしていました。
ヘイリース曰く、今日は狩りに行くとのこと。
ジョージと仲直りしようと思い、
彼と2人で狩りに出かけて行ったのでした。
馬に乗り、森を探索する2人。
ジョージはヘイリースからの誘いを
不審に思っていました。
ジョージが先頭を歩いていると、



止まれジョージ。
とヘイリースが言います。
ジョージが後ろを振り向くと、
ヘイリースが銃口を向けていて………。
27話
ヘイリースの前にとつぜん現れた、
エヴァという伯爵令嬢。
彼女はヘイリースと1年前に肉体関係を
持っていました。
そのことを正直にキャサリンに言うか迷う
ヘイリース。
そのことを察したキャサリンは、



もし昔のことを話そうとしているのなら無理に話さなくていいわ。あなたが私を愛してくれている気持ちは十分に伝わっている。
とヘイリースに言い、彼を安心させるのでした。
一方その夜、エヴァはアルベルトと
会っていました。
ヘイリースの側室になりたいエヴァ。
アルベルトは、



お前を呼びつけた理由は、ヘイリース様のお子を身籠ること。
とエヴァに言い………。
28話
キャサリンの部屋にやってきたヘイリース。
彼はキャサリンを抱きしめ、



心から愛しているよ、キャサリン。
と言いました。
そして、行為に及ぶ2人。
ヘイリースが寝た後、キャサリンは彼の顔を見て、



目の前の彼を信じよう。ヘイリースは本当に変わってくれたのだわ。
と思い、あることを決心します。
いつも行為の前後に飲んでいる避妊薬。
それを窓の外に捨て、子どもが授かるかどうか、神に委ねてみることにして………。
29話
あの日からヘイリースに接近してくるエヴァ。
ヘイリースは彼女のことを鬱陶しいとさえ
思っていました。
風呂上がり、1人部屋で息つくヘイリース。
すると、エヴァがなぜか部屋に入ってきます。
髪を拭こうとヘイリースに近づくエヴァ。
しかしヘイリースは、



気安く私に触らないでくれないか……私には愛する妻キャサリンがいる。
とハッキリ言いました。
そんな一途なヘイリースに対し、
エヴァがとった行動とは………。
【死に戻った妃は華麗なる復讐を遂げる】
全話ネタバレ・感想まとめ
いかがでしたでしょうか?
復讐を決意したキャサリンが勇しくて
カッコいいですね!
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それではまた。